私は夢をたくさん見る。
一晩の睡眠で少なくとも三つは見る。
いつからか毎晩こんな感じだ。
印象的なものは朝起きると
大体Googleの検索バーだったり、
紙にメモされている。
これは無意識のうちに習慣化されていた。
小学生の頃、
夢を元に200話程の漫画を描いていたことがある。
今読んでみても、
個人的にはなかなか面白かったりする。
私の好きな漫画家で
藤本タツキがいる。
その方の作品で、
ルックバックというものがある。
学校新聞の一部に
自分の作品が掲載されていることで
周りから一目置かれている
まだ小さな漫画家が主人公だ。
私はこの子のような勇気はなく
結果から言うと、
誰にも読まれることはなかった。
私ができたことといえばせいぜい
既存の漫画を丸々パクリ
自分の生み出した漫画だと言って
友達に見せることくらいだった。
絵はまあまあだけど
話がつまらないなど言われても、
私が傷つかずに済むからだ。
冒頭から古傷をエグられ、
忘れていたものを引き出させられる作品だった。
すばらしいの一言に尽きます。
私でも気づけるほど
話が多少ずれましたが、
そのまま見たものを検索すると
結果として表示されるのは夢占いだ。
九割方悪い暗示だ。
確かに満足いく日々を過ごせているかと聞かれたら
私の顔は歪むだろう。
題名にある通り休めと言われる。
これ以上どのように休めというのか。
ろくに働きもせず、
自分を満足させるために
何かを創っている。
これ以上の幸せがあるだろうか。
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