凡人が溢れる場所に生まれて

喉を好きな時に
好きなだけ潤すことができる
自分だけの寝床があり
地上が暑かろうが寒かろうが
快適に過ごすことができる
自分だけの風呂と便所があり
いつも体を清潔に保つことができる
腹をすかせることもなく
適度に運動もできている
皆の言う最低限の生活こそが
私が恵まれている証なのだ
今この惑星の何処かで天を仰ぐ
名も知れぬ彼らが
心から望む物なのだ
私はこうした1日を今日もまた
過ごすことができた
これで終わりかもしれないが
もし明日が来るのならば
また感謝できるよう
幸せを噛み締めていこう
失敗もしたし
恥もかいたが
それらがなければ
得られなかったのだ
これがなぜ面白くないのか
そんなあなたは今も
誰かを妬み蔑んでいるのか
失敗した奴に機会を与えないのか
失敗したあなたはそんなに仲間が欲しいのか
終わっているのはどちらなのか
また一から始めてみてはどうだ
無からではない
今日までの経験を生かし
明日に活かせばいい
今失敗したのなら
今から活かせるのだ
それはあなたが地に足がついていない時も
懐かしい匂いと共に
あなたをこの地に連れ戻してくれるだろう
私はこうして今日を終えるのだ。
今から今日が始まるあなたは
どう今日を終えるのか。
変化を伴い
死すべき者だということを
恐れてはならないし
忘れてはならない。
あたりまえなどないのだ。

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